領域別教員一覧

| 未踏材料開拓領域 | 材料機能設計領域 | 融合機能応用領域 | 構造機能設計領域 |

フロンティア材料研究所では,「未踏材料開拓領域」,「材料機能設計領域」,「融合機能応用領域」,「構造機能設計領域」の4研究領域による相互連携により研究を展開しています。

未踏材料開拓領域

未踏材料開拓領域では,未踏領域の機能や現象を示す新材料群の開拓と、その学理解明による新しい固体科学の確立を目標とし,教科書を書き換えるような研究を行っています。

  • 既存物質の改良ではない,全く新しい概念に基づく電気伝導体,イオン伝導体,強誘電体,磁性体,蛍光体,触媒等の新物質の創出およびその物性・機能発現の解明
  • ナノ構造磁性体の新規物理現象解明および原子スケール接合により創出される新規機能の探求
  • ありふれた元素を使いナノ構造を工夫することで,希少な元素を使わずに有用な機能実現を狙う「ユビキタス元素戦略」
  • 物質固有の結晶構造を利用した新しい光・電子・磁気および化学機能をもつ材料探索

材料機能設計領域

材料機能設計領域では,研究者のセンスを頼りにした従来の非効率なアプローチではなく、高度な理論計算・計測・合成技術を駆使することで材料の微視的構造と物性の相関およびそれらのダイナミクスを明らかにし、新たな機能をもつ材料を自在に予測し設計・開発することを目標に研究を行っています。

  • 理論・計算科学・情報―マテリアルズインフォマティックス-を基盤とした材料科学に基づく材料設計
  • 超高速時間分解計測,高精度熱測定技術,放射光測定技術などを駆使した先端構造解析・電子構造解析などを基盤に機能発現機構を解明し,新機能材料の設計・開発を支援

融合機能応用領域

融合機能応用領域では,多様な物質・材料の概念や機能を融合することで,従来材料を凌駕する機能をもつ全く新しい材料開発を目標とし、研究を行っています。

  • 酸化物エレクトロニクス・ナノエレクトロニクス・液晶デバイスを中心とした新材料・プロセスに基づくデバイス開発
  • 無機・金属・有機高分子および複合材を基盤とした優れた過酷環境耐性構造材(形状記憶,超弾性,耐熱性,耐食性,耐磨耗性)の開発
  • 太陽電池材料・二次電池材料・省電力半導体・過電圧極小電極を中心とした革新エネルギー材料開発
  • スピンや磁性の物性研究に基づく新規なスピントロニクス・デバイス開発および電子・光・医療等のシステム技術への応用展開
  • 先端機械運動系のための極限材料機能の追求と極限設計システムの確立
  • 高機能触媒材料を中心とした革新的資源生産

構造機能設計領域

構造機能設計領域では,建築物・構造物の耐震,耐風及び耐火に関して,材料の基本的性質から部材の力学的性質および構造物全体の性能までの総てに亘り,実験と解析の両面から複合的に研究を行っています。

  • 主要構造材料の力学的特性および物理的性質の解明
  • 主要構造材料で構成される構造部材の力学的挙動の解明
  • これらの部材要素を組み合わせて作られる建築構造物の耐震・耐火・耐風に関する基礎的研究

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